医薬品情報サービス事業を展開しているアスター(本社東京練馬区、代表垣田章夫氏)は、患者が医師からもらう薬を自分で決めるサイト「調剤ネット」(http://www.chozai.net/)を、9月1日から正式オープンする。患者は、自分が服用している薬と同一有効成分の薬を検索でき、その情報に基づいて薬局に調剤の見積もりを依頼し、薬局から調剤可能との返事が来れば、医師に処方変更を申し出て、薬局に正式依頼することができるシステムだ。
このネットは患者、保険薬局、製薬会社が参加するサイトで、既にプレオープンしている。患者は自分が服用している薬について、同一有効成分の薬一覧を見ることができる。一覧には、▽薬剤名▽販売会社名▽先発品・後発品の区分▽薬価▽負担額――などの情報が掲載されている。さらに薬を選択すると、サイトに参加している薬局の情報画面が表示される。
患者はこれらの情報を基に、参加薬局に対して調剤の見積もり依頼をすることが可能だ。見積もりした上で、薬局から「調剤可能」との返信が来れば、医師に処方せんの変更を申し出て、薬局へ調剤を依頼する。また、調剤依頼をすると薬剤料の5%がポイントとして貯まり、商品券などと交換できるシステムも導入している。