日本医療薬学会(会長:北田光一千葉大学病院薬剤部長)は2日、2006年度の各賞受賞者を発表した。功績賞は今井一洋、奥村勝彦、渡邉淳の3氏に贈られる。贈呈式は9月30日から金沢市で開かれる第16回年会の中で行われる。各賞の受賞者と受賞理由は次の通り。
◇功績賞
今井一洋(武蔵野大学教授・薬学研究所所長):91年から95年までの5年間理事を、また病院薬学の編集委員長を務めた
奥村勝彦(姫路獨協大学薬学部創設準備室):96年から05年までの10年間にわたり理事を務め、03年には第13回年会を主宰
渡邉淳(愛知学院大学薬学部教授):学会設立の準備委員として、設立後は90年から95年まで6年間理事を務めた
◇奨励賞
[1]佐多照正(出水郡医師会立阿久根市民病院薬剤科):院内感染制御における薬剤科の追求
[2]藤秀人(長崎大医学部・歯学部病院薬剤部):基礎研究を基盤とした至適抗癌剤併用療法の構築
[3]松元加奈(協和会協立病院薬剤科):TDMに基づく医薬品適正使用に関する研究
◇論文賞
[1]岡村智文(山口労災病院薬剤部))ほか:外来における手術前服用薬調査業務の構築とその評価
[2]大場延浩(東京大学医学部薬剤疫学講座)ほか:適応外使用医薬品における小児投与量の現状調査”適応外使用医薬品の小児投与量に関する詳細な調査を行い、小児薬用量に関する有用な情報を提供
[3]中川輝昭(北陸大学薬学部薬物治療学教室):調剤薬局における「医療用医薬品の市販直後調査」への取り組み