吉田博之氏
文部科学省高等教育局医学教育課の吉田博之薬学教育専門官は、25日に都内で開かれた医療人GPシンポジウムで講演し、「薬学系人材養成のあり方に関する検討会(仮称)」を2月初旬にも設置することを明らかにした。検討会では当面、薬学系大学院の教育内容や教員組織のあり方について議論する予定だ。
検討会では、薬剤師育成に関する幅広いテーマについて議論するが、現時点では、▽生命科学の進展を踏まえた研究開発など薬学系研究者養成のあり方▽臨床並びに基礎薬学系大学院の教育内容および教員組織のあり方――などについて話し合うことが決まっているという。
吉田氏は、「本来ならもっと早い時期に大学院教育の中身について、きちんと議論する必要があったが、学部教育の検討が進むことで、大学院で必要となる教育の中身も具体的になってくるだろうということで、検討が後回しになっていた。ご迷惑をおかけしている状況だったが、ようやく、検討会をスタートできるメドが立った」と説明した。
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