新春恒和会で今後の意気込みを語る渡邉氏
アルフレッサホールディングスの渡邉新社長は、9日に郡山市のホテルで開かれた恒和薬品の第26回新春恒和会で、同日に発表されたメディセオ・パルタックホールディングスとの経営統合解消について詫びると共に、今後は「チェンジ」「チャンス」「チャレンジ」「チャージ」「チャンピオン」の5CHをキーワードに掲げ、アルフレッサグループとして邁進していく姿勢を強調した。
渡邉氏は、「3カ月前の10月10日に合併の記者会見を開き、業界の皆様方には驚かせたり、心配、反発をいただいたりと、ご迷惑をお掛けした。この3カ月間にいろいろな思いがあったと思うが、恒和薬品の社員の方々を含め、遺憾ながらこのような形になったことをお詫びしたい」と述べた。
その上で、「オバマ次期大統領ではないが、今日、ギヤをローから『チェンジ』アップして、アクセルを踏み込む。われわれはこれからの体制づくりの『チャンス』と捉え、『チャレンジ』『チャージ』していき、そして『チャンピオン』になる。今日の昼に、この5CHで邁進していくことを、アルフレッサグループ各社社長と誓い合った」ことを壇上から報告した。
「今回は、いろいろお騒がせしたが、よい経験をさせてもらった。その点をご理解いただき、次の体制に向けて進んでいきたい。5CHの基本は、医療用医薬品の全国ナンバーワンであり、全国展開である。また、今回の統合でも重点になった効率化についても、他の卸よりも先を行く体制で独自に取り組み、メーカー様の期待に応えられる卸として進んでいくことを、今日、改めて誓った」と述べ、支援と指導を求めた。