塩野義製薬は12日に、特発性肺線維症治療薬「ピレスパ錠200mg」(一般名:ピルフェニドン)を新発売した。発売後一定期間、1000例をメドに全例調査を実施する。09年3月期の売上高は1・6億円を見込んでいる。
原因不明で難病に指定される特発性肺線維症は、肺胞壁の繊維化が進行して、肺活量や全肺気量の減少を引き起こす。症状が進行すると、肺でのガス交換が困難になり酸素吸入療法などが必要になる場合もある。
ピレスパは、繊維化を抑制し、肺活量の低下を抑制する。米国のマルナックおよびKDL(本社東京都)から導入し、塩野義製薬が日本国内で開発した。