野口英世博士のアフリカにおける医学・医療分野の卓越した業績に対し、政府は7月28日の閣議で、賞を創設することに決めた。賞金は1億円程度が想定されており、5年ごとに開催されるアフリカ開発会議で授与される。第1回の贈呈は野口博士の没後80年に当たる2008年に行う計画。この賞は、アフリカのガーナで黄熱病の研究・対策に多大な貢献をした野口英世博士を記念し、アフリカに関係した医学研究または医療活動で、卓越した功績を挙げた人を顕彰するもの。
政府は第1回の賞を、08年の第4回アフリカ開発会議で贈呈すべく準備を進める。具体的には、内閣府に準備室を設けるほか、関係省庁の協力を得ながら、ガーナ等のアフリカ諸国やロックフェラー財団などの民間団体とも協力し、制度設計や準備作業を行っていく方針である。