中国政府から外資独資医薬卸会社として初めて認可された隆邦医薬貿易有限公司は、中国の大手医薬公司、ドラッグストアチェーン、卸、小売企業162社と戦略的パートナー契約を締結し、中国全域での医療用医薬品などの販売を本格化していくこととなった。
隆邦医薬は、音響・映像機器メーカーの宮越商事の100%子会社。北京、上海、長春、深{土+川}、成都の中国主要都市5カ所に拠点を設置している。5カ所の拠点を中心に、日米欧の製薬企業の医療用医薬品、OTC、医療機器、健康食品などの販売と代金回収を行う。
同社では、パートナー契約が162社に達したことで、中国全域を網羅するネットワークが構築されたとしている。なお、販売網には、約3万店のドラッグストアなどが含まれる。
隆邦医薬は既に日米欧の製薬企業と、製品の販売についての話し合いを進めている。また、9月下旬には東京で販売説明会を予定している。
親会社の宮越商事によると、2007年に3億人民元の売り上げを見込んでいる。