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丸石製薬は、後発品として局所麻酔剤塩酸メピバカイン注シリンジ「NP」及びベンゾジアゼピン受容体拮抗剤フルマゼニル注射液0・5mg「F」の2品目を新発売した。両品は共に導入品で、麻酔科関連領域の品揃え強化が狙い。
メピバカイン注シリンジ「NP」は、ニプロファーマが開発した国内初の塩酸メピバカイン注シリンジのキット製剤。単回使用のプレフィルドシリンジ製剤で、緊急性、利便性及び作業効率の向上等が期待される。包装は、10mL×10シリンジ、薬価は0・5%240円、1%244円、2%314円。製造はニプロファーマ。
一方、フルマゼニル注射液0・5mg「F」は、1979年に抗不安作用や抗痙攣作用に拮抗する薬剤として発見され、その後の研究により、ベンゾジアゼピン系薬剤の特異的アンタゴニストであることが判明、麻酔、鎮静、中毒及び呼吸抑制等の解除を適応としてヨーロッパを中心に開発が進められ、有用性が認められている。包装は5mL×5アンプル、薬価は2719円(1アンプル)。製造は富士製薬工業。