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大正富山医薬品は1日、β‐ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤「ゾシン静注用2・25、同4・5」(一般名:注射用タゾバクタムナトリウム・ピペラシリンナトリウム)を新発売した。
ゾシンは、β‐ラクタマーゼ阻害剤のタゾバクタムとペニシリン系抗生物質のピペラシリンを1対8の力価比で配合した抗生物質。肺炎や敗血症、腎盂腎炎、複雑性膀胱炎などの感染症に優れた効果を発揮する。
海外では既に、米ワイスにより世界94カ国で発売されており、注射用抗生物質の世界的な標準的治療薬として使われている。国内では、大鵬薬品が製造販売承認を取得した。
用法・用量は、敗血症と肺炎の場合、成人にはタゾバクタムナトリウム・ピペラシリンナトリウムとして、1回4・5g(力価)を1日3回点滴静注し、小児には1回112・5mg(力価)/kgを1日3回点滴静注する。
また、腎盂腎炎及び複雑性膀胱炎の場合には、成人にはタゾバクタムナトリウム・ピペラシリンナトリウムとして、1回4・5g(力価)を1日2回点滴静注し、小児には1回112・5mg(力価)/kgを1日2回点滴静注する。
薬価は、ゾシン静注用2・25が1瓶1792円、同4・5が1瓶2668円。