マツモトキヨシは12日、スーパー事業からの撤退を発表した。1976年から千葉県を中心に食品スーパーを展開してきたが、近年は競争激化に加え、大型の複合ショッピングセンター開発が急進展してきた。こうした価格競争の熾烈化の中で、品揃え強化やコスト削減に努めてきたが、収益改善と将来の発展的拡大が期待できないと判断した。撤退時期は8月20日としている。
スーパー事業は8店舗、売上高108億3900万円(売り上げ構成比3.5%)で、連結業績への影響は軽微のため当初発表している連結業績予想の修正は行わない。今後は主力事業の薬粧事業に経営資源をより一層、集中的に投入し、ホームセンター事業と共に事業拡大に注力していく。