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12日に1都9県で実施された第1回「登録販売者試験(関東・甲信越地方)」について、日本薬業研修センター長の川島光太郎氏は、「いずれの試験もわれわれが期待していたレベルだった」と評価した。また、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の宗像守事務総長もこれに同調した上で、「いくつかの疑問もあった」とし、明快な出題を心がけてもらうように働きかけていく考えを示した。日本薬業連絡協議会の定例会見で語ったもの。
日本薬業研修センターでは12日の試験後に1都9県の全問題を入手し、内容を精査して正答を作成。▽東京版▽神奈川・埼玉・千葉版▽北関東・甲信越版””の試験問題と正答や、出題傾向と対策を13日付で日本薬業連絡協議会の小売団体に送付した。
川島氏は、「どのような内容になるのか、期待と不安を持っていたが、結果を見て、3種類の試験ともわれわれが期待していたレベルだったと思う」と述べた。また、20日の北海道・東北、24日の九州・沖縄、26日の中国、31日の関西、9月17日の北陸・中部、10月25日の四国など、今後も試験が実施されるたびに、同様の対応を取っていく考えを示し、「われわれがやってきたことは間違いではなかった。今後も自信を持ってやっていきたい」と強調した。
宗像氏も同調し、「概ね想定内の問題であった」と指摘。その一方で、「答えが二つあると思われる問題、手引き外から出題されている問題、非常に難解な言い回しで誤解を招く出題などが、多くはないが、いくつかあった」とも述べ、「これについては明快な出題を心がけてもらうよう、他の県も含めて働きかけていく」とした。
また、東京都が12月25日に2回目の試験を実施することを決めた点に触れ、「周辺の神奈川県や千葉県なども、恐らく東京都に同調するのではないか」と話した。
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