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超党派「議員の会」代表から提言が舛添
厚労相に手渡された
医療機器やバイオ技術などの医療技術の開発に関する課題、政策などを研究するため、超党派で国会議員が集まる「先進医療技術を考える議員の会」は、舛添要一厚生労働相に、医療機器の薬事審査の改善、臨床研究の推進などに関する提言を行った。
薬事審査体制については、[1]欧米方式との整合性を図る[2]審査機能のパフォーマンス改善の具体的施策の確立に向けてオープンに議論する[3]審査する委員会の人選や審議会の運営をより透明性の高いものにする‐‐などを求めた。
また、臨床研究の推進に向けた取り組みとして、高度医療評価制度については、治験に加えて臨床研究も対象にする必要があるとし、振興施策と規制行政に関する現行の問題点を把握した上で、新たな体制を構築すべきだとした。
そのほか、審査側に産業振興の観点を導入するため、厚生労働省と経済産業省の人事交流や、医療機器の研究開発や臨床使用上での事故に対する患者への補償制度の確立を要望した。
桝添厚労相は、医療機器産業は非常に有望とした上で、「官民の対話を進めているところなので、その枠組み内で進めるような形にしたい」と、前向きな姿勢を示した。
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