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明治製菓は6月30日、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症治療薬「ハベカシン注射液200mg」(一般名:アルベカシン硫酸塩注射液)を新発売した。
ハベカシン注は、明治製菓が開発したアミノグリコシド系抗菌薬。わが国初のMRSA感染症治療薬として1990年に承認された。
今回の200mg注の発売は、臨床での薬物血中モニタリングで適切な投与設計が検討された結果、成人への1日投与量200mgを2回に分ける投与方法から、1日1回投与への用法・用量の一部変更に対応するもの。日本化学療法学会からも、治療効果向上と耐性菌抑制を目的に、厚生労働省にハベカシン注の用法・用量の一部変更に関する要望書が提出されていた。
用法・用量は、通常、成人にはアルベカシン硫酸塩として、1日1回1500200mg(力価)を30分02時間かけて点滴静注する。必要に応じ、1日1500200mg(力価)を2回に分けて点滴静注することもできる。静脈内投与が困難な場合、1日1500200mg(力価)を1回または2回に分けて筋肉内注射することもできる。なお、年齢・症状により適宜増減する。
一方、小児には、1日1回体重当たり406mg(力価)を30分かけて点滴静注する。必要に応じ、1日体重当たり406mg(力価)を2回に分けて点滴静注することもできる。
薬価は、200mg4mL1管6637円。
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