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サノフィ・アベンティスは20日、ディスポーザブル型インスリンペン型注入器製剤「ランタス注ソロスター」(一般名:インスリングラルギン遺伝子組み換え)を新発売した。
ランタス注ソロスターは、持効型溶解インスリンアナログ製剤「ランタス」を投与するための新しいペン型注入器製剤。従来のディスポーザブル型インスリン注入器では、1回の注射で投与できる最大用量が60単位であるのに対し、ランタス注ソロスターは、1回の注射で最大80単位まで投与することが可能となった。
また、シンプルな設計で単位表示も見やすく、インスリンカートリッジを交換する必要がないのが特徴。注入時に必要な力も他のペン型注入器に比べて30%以上軽減されており、使いやすく簡単な注入を可能にした。
ランタス注ソロスターは、2006年9月に欧州で、07年4月には米国で承認され、すでにオーストラリア、南アフリカなど25カ国で販売されている。
日本では、インスリンペン型注入器「オプチクリック」に続くランタス注ソロスターの新投入で、ペン型注入器のラインナップを充実させる。 用法・用量は、成人では初期は1日1回4020単位を皮下注射するが、他のインスリン製剤を併用することがある。また、注射時刻は、朝食前か就寝前のいずれかで毎日一定とする。その他のインスリン製剤の投与量を含めた維持量は、通常1日4080単位で、必要により用量を超えて使用することがある。
薬価は、300単位1キット2457円。
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