厚生労働省は7日付け官報で、後発医薬品402成分を薬価基準へ追補収載した。収載品目が多かった成分は新規後発品のクラリスロマイシン、塩酸ペニジピン、ツロブテロールなどだが、いずれも先発企業の主力品であるため、今後の市場動向が注目されている。
今回、収載希望が出されていたのは424品目。しかし市場性が見込めない等の理由から、19品目が申請を取り下げたほか、告示不要(局方名収載等による)が2品目、保険で使用できる歯科用薬剤が1品目あったため、最終的に90社の402品目が収載された。
収載品目の剤形別内訳は、内用薬55成分98規格220品目、注射薬45成分85規格109品目、外用薬15成分22規格72品目、歯科用薬剤1成分1規格1品目。この中には代替新規が18品目が含まれている。
90社のうち、今回の収載品目が多かった企業は、[1]大洋薬品工業(38品目)[2]沢井製薬(22品目)[3]東和薬品(19品目)[4]メディサ新薬(19品目)[5]日医工(18品目)の順だった。