関連検索: 日本医薬品卸業連合会 流通改善
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日本医薬品卸業連合会は27日、都内で第31回通常総会を開催し、事業報告・計画、委員会報告、収支決算・予算を了承したほか、「不適切な取引の是正を図るよう不退転の決意でもって最大限の努力を傾注する」とした流通改革に取り組む強い姿勢を示した3項目の決議も全会一致で採択した。
松谷高顕会長はあいさつで、「医薬品流通改善を実現する正念場の年だ」と改めて強調すると共に、流通でのグローバル化に対応するため「国際部」を新設したことや、改定JGSP(医薬品の供給と品質管理に関する実践規範)を一般用医薬品でも作成することなどを報告した。
■決議
[1]医療用医薬品の流通改善に関する懇談会の緊急提言の趣旨に即した流通改革を実現するため、医薬品の未妥結・仮納入や総価取引など不適切な取引の是正を図るよう不退転の決意を持って最大限の努力を傾注する。
[2]医薬品卸業の公益的機能を自覚し、いかなる時においても医薬品の安全・安定供給を確保するため、IT化、効率化等を推進し、医薬品卸業の基本機能の充実を図り、もって国民医療の円滑な実施を支える役割を果たすよう努める。
[3]組織規律の充実と遵法精神の高揚を図り、公正かつ品格のある行動に徹し、社会的存在価値を高めるよう努める。
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