厚生労働省は、日本最大の感染症であるウイルス性肝炎(B、C型肝炎)の新しい治療や医薬品の開発の支援に乗り出す。そのため「肝炎治療戦略会議」を設置し、27日に省内で初会合を開いて検討を始めるが、来年度予算への反映が視野にあり検討を急ぐ。
現行治療の副作用軽減策や無効・再燃患者への対応に加え、次世代型抗ウイルス治療の開発をはじめ、治療が困難な肝硬変治療薬の開発、新規治療薬開発に向けた基礎研究方向性などを専門家を交え検討。優先順位づけを行うなどし、研究開発資金の効果的な投入につなげたい考え
座長は、林紀夫氏(大阪大学大学院消化器内科教授)が務める。
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