関連検索: メタボリックシンドローム 国民健康・栄養調査 厚生労働省
厚生労働省は30日、2006年度「国民健康・栄養調査」の結果概要をまとめた。それによると、40074歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームの疑いがあるとしており、推計では約1940万人に達する。
メタボリックシンドロームの診断で必要な空腹時採血は同調査では国難なため、ウエスト基準(男85cm以上、女90cm以上)の該当者のうち、血中HDLコレステロールが40mg/dL未満、血圧が収縮期130mmHg以上・拡張期85mmHg以上、血糖値(HbA1c)5・5%以上のいずれかの要因に該当する者から判断したもの。
40074歳で、ウエスト基準に加え、二つ以上の要因があるに該当した「メタボリックシンドロームが強く疑われる者」(該当者)は男性で24・4%、要因一つの「予備軍」は27・1%と、計51・5%に上った。
一方、女性では、「該当者」が8・2%、「予備軍」が12・1%と、計20・3%だった。
同省が推計したところ、メタボ該当者は約960万人、予備軍は約980万人に上る。05年と比べると、該当者で40万人増、予備軍は横ばいだった。
糖尿病の疑いのある人数も推計し、「強く疑われる者」(HbA1c値6・1%以上で糖尿病治療を受けている)約820万人、「可能性を否定できない人」(HbA1c値5・6%以上6・1%未満)が約1050万人で、計1870万人に上った。強く疑われる者は02年の推計より80万人、可能性を否定できない者は170万人、それぞれ増えた。
- 【国民健康・栄養調査】男性メタボリックシンドローム「2人に1人」‐40歳代から急速に増加
2007年05月29日
- 【厚労省】40074歳男性の2人に1人がメタボリックシンドローム‐国民健康・栄養調査
2006年05月10日
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