関連検索: 安心と希望の医療確保ビジョン会議 医師 薬剤師 医療提供体制
医療提供体制の長期ビジョンを検討する厚生労働省の「安心と希望の医療確保ビジョン会議」は21日、病院内での薬剤師業務を取り上げ、東京の虎ノ門病院の林昌洋薬剤部長から病棟業務の実際について説明を受けた。
林部長は、入院時に面談し患者の病状や普段からのんでいる薬をお薬手帳などで把握、医師に報告した上での処方提案や、抗癌剤や抗菌剤など適正使用が特に求められる薬剤の処方設計に携わっている取り組みを紹介。医師と薬剤師が役割分担、協力しあうことで医療の質を高めると共に、医師の負担の軽減にも寄与できることを指摘した。
今後の課題として、副作用のモニタリングで必要になる薬物血中濃度などの生化学検査について、薬剤師から医師に提案しているところを、医師の同意を得て、薬剤師自身が検査オーダーが可能であれば、さらに効果的であるとした。
関連記事
- 医療の長期ビジョン検討へ‐厚労省会議が初会合を開催
2008年01月08日
関連検索: 安心と希望の医療確保ビジョン会議 医師 薬剤師 医療提供体制