日本調剤(社長三津原博氏)は、今年度から原則として全店舗において、薬剤師会を退会することにした。調剤報酬や薬価の引き下げなどで薬局経営が厳しさを増していることから、経費削減の一環として行うもの。薬剤本部長の三成亮氏らが、本紙の取材に対し明らかにした。
同社は都道府県・支部薬剤師会に、主として管理薬剤師を企業負担で加入させていたが、今春から各地域で順次退会を進めている。7月中には全国で200人を超える薬剤師会員のほとんどが、退会の手続きを完了する予定だ。日本調剤によれば、これにより年間約9000万円の経費節減が見込まれるという。