厚生労働省医政局は3月31日、2006年薬事工業生産動態統計の概要を発表した。薬価改定年に当たったため医療用医薬品の生産金額の伸びは1%台と低く、国内生産額は、0・7%の微増となった。
薬効群別では多くはマイナスだったが、全体の2割を占める循環器用薬が8・6%もの伸びを示し、その中で高脂血症用剤、血圧降下剤が高い伸びとなり、全体の伸び率を押し上げた。一般薬はなおもマイナスの2・0%減で、全体に占める割合は前年度に続き10%台を割り込み、今回は9・3%だった。
06年の生産、輸出入等の統計は次の通り。
▽生産金額:総額6兆4380億円(前年比0・7%増)、医療用薬5兆8036億円(1・1%増)、一般薬5993億円(2・0%減)、配置用家庭薬352億円(7・2%減)
▽出荷金額:総額7兆9131億円(2・9%増)、医療用薬7兆2688億円(3・5%増)、一般薬6095億円(3・0%減)、配置用家庭薬348億円(10・3%減)
▽輸入金額総額1兆5648億円(10・3%増)、輸出金額総額1326億円(6・0%増)
▽医療機器生産金額1兆6883億円(7・4%増)、医薬部外品生産金額7558億円(5・0%増)、衛生材料が548億円(8・1%減)
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