関連検索: 武田薬品 ブロプレス 利尿剤 合剤 承認申請 高血圧症
武田薬品は17日、ブロプレス(一般名:カンデサルタンシレキセチル)と利尿剤(一般名:ヒドロクロロチアジド)との合剤である高血圧症治療薬について、厚生労働省に製造販売承認申請を行ったと発表した。
同社が創製したアンジオテンシンII受容体拮抗剤(ARB)のブロプレスは、国内では1999年に発売を開始。05年にはアンジオテンシンII受容体拮抗剤として、国内で初めて慢性心不全の効能を取得している。
一方、ヒドロクロロチアジドはサイアザイド系に分類される利尿剤で、尿の排泄を促し循環血液量を減少させて、血圧を下げる効果を示す。ARBと同利尿剤を併せて投与することで、相乗的な降圧作用が得られると考えられている。
宮本政臣武田薬品医薬開発本部長 は「ブロプレスと利尿剤の合剤が、患者さんのより良い血圧管理に貢献できるものと考えている。今回の承認申請が、ブロプレスの製品付加価値の最大化につながるものと期待している」と述べている。
なお、武田薬品では、海外において、インスリン抵抗性改善剤アクトス(一般名:塩酸ピオグリタゾン)とビグアナイド系血糖降下剤(一般名:メトフォルミン)との合剤、またアクトスとスルフォニル尿素剤(一般名:グリメピリド)との合剤を発売している。
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