関連検索: 未承認 医療機器 ニーズの高い医療機器の早期導入に関する検討会
国内で未承認や適応外使用されている医療機器で、特に医療現場での必要性が高い医療機器の国内導入を検討している厚生労働省「ニーズの高い医療機器の早期導入に関する検討会」は18日、尿失禁治療器具など新たに4種類の機器について導入に向けた検討することを決めた。6月頃までに機器を評価した上で、承認申請を行う企業を募る。
検討会では、これまでに要望があった59種類のうち、他の治療法がないなど医療上の必要性が高い「A評価」の13種類を優先して検討し、その審議を終えている。今回からは、欧米で既に普及し、既存治療より優れている「B評価」の治療法について選定する作業に入った。
その結果、次の4機器を早期導入に向け検討することになった。
▽ネオコントロール(製造:ネオトーヌス):骨盤底筋に働きかけて尿失禁を治療する器具
▽高線量率組織内照射用アプリケケーター”イナジー・イントロダクションセット(製造:ニュークレトロン、販売:千代田テクノル):前立腺癌、乳癌に使われる放射線治療補助剤
▽TMJジョイント・リプレイスメント・システム(製造:ウォルター・ローレンツ・サージカル):顎関節症治療に使われる人工骨
▽ニューロ・サイバネティック・プロスシーシス(製造:サイバロニクス):難治性てんかんの治療を目的とする迷走神経刺激装置
なお、同検討会で早期導入を促すことを決めた13種類のうち、頸動脈ステントは昨年9月28日、胸部大動脈ステントグラフトが3月12日にそれぞれ承認されている。
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