危険品物流会社の日陸(東京都千代田区)は、改正薬事法を受け、千葉物流センターの危険物倉庫で医薬品の製造業(包装・表示・保管)許可を取得し、アルコール製剤など、危険物に該当する医薬品の保管業務を開始した。危険物医薬品を保管できる営業倉庫として、製造業許可を取得したのは全国で初めて。
医薬品の倉庫保管は、多くの大手物流会社が手がけているが、日陸の強みは危険物に該当する医薬品を大量に保管できるスペースを持つこと。実際、千葉物流センターには、300m2の危険物医薬品倉庫を2室保有している。
これまで物流業者の営業倉庫には、製薬企業から管理薬剤師が出向する形で常駐し、医薬品の保管管理を行ってきた。しかし改正薬事法により、物流業者も製造業者として医薬品の包装・表示・保管が可能になったことから、日陸は医薬品の製造業許可を取得。千葉物流センターの危険物医薬品倉庫に常駐する管理薬剤師を2名採用し、物流業者として、自社で危険物医薬品の保管管理業務をスタートさせた。
関連リンク