協和発酵は6日、自社開発品の抗CCR4ヒト化モノクローナル抗体「KW”0761」について、米アムジェンとライセンス契約を締結した。アムジェンは日本、中国、韓国、台湾を除いた全世界において、KW”0761の独占開発・販売権を取得する。
KW”0761は、協和発酵の抗体作製技術「ポテリジェント」を用いて創製したヒト化モノクローナル抗体。国内では血液癌を対象にPIが実施中で、昨年10月の癌学会学術総会では、成人T細胞白血病リンパ腫(ATLL)で腫瘍縮小効果を得た成績が発表されている。また欧州では、健常人とアレルギー性鼻炎患者を対象とするPIが終了。CCR4陽性細胞の減少が認められている。
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