日本調剤では、「かかりつけ薬剤師」制度がスタートした昨年4月より、薬局・薬剤師が地域社会に貢献できる取り組みとして同制度への対応を積極的に展開してきたが、制度の2年目を迎えて、同社のかかりつけ薬剤師による活動の効果検証を行った。それによると、昨年10月から9カ月間での同社全体の薬剤費削減効果は8440万円に上ったという。
かかりつけ薬剤師の重要な業務の一つとして、患者が服用している薬剤の残薬(飲み残し薬)管理がある。同社のかかりつけ薬剤師が、患者の服薬状況や残薬の確認・指導を行ったところ、残薬調整によって削減された金額(薬局に持ち込まれた処方箋が対象。在宅訪問や患者が持参した服用薬の確認をするブラウンバック運動での回収分は含まず)は、昨年10~12月が約2220万円、今年1~3月が約2710万円、4~6月が約3510万円で、9カ月累計で8440万円となった。
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