生産コスト30%削減
日本ケミファは、同社初の海外製造拠点であるベトナム工場で、2018年度から国内向けの医薬品製造を開始する。現在、バリデーション中で、本格稼働時には、海外生産比率30%に相当する年間6億錠の製造体制を目指す。国内と比較し、工場建設コストで4割、製造コストで3割程度の削減を見込む。山口一城社長は5日、都内で会見し、「当面は国内向けに製造、輸出していくが、いずれはASEAN諸国の販売拠点として機能するように事業を発展させていく」とアジア展開の足がかりに意欲を示す。
ベトナム工場は、ホーチミン市近くのビンズン省に位置し、土地面積が約1万m2、延べ床面積1万1000m2の2階建てとなっている。総費用は2500万ドルとなる見通し。日本ケミファの製造子会社「日本薬品工業」の子会社として展開し、資本金は750万ドルを予定。
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