日本製薬団体連合会のフロン検討部会が、オゾン層を破壊するフロンガスをエアゾール剤に使用しないようにする取り組みで指導的役割を果たしたとして、米国環境保護庁の「2006年成層圏オゾン保護賞」を受賞した。
同賞は、オゾン層保護の功績を称えるもので、同検討部会をはじめ米国内外の10個人・団体が表彰された。
同検討部会は、喘息用定量噴霧エアゾール剤を製造・輸入する製薬会社14社で1989年に組織された。エアゾール剤でのフロンガスは他に代替できないとしてしばらくは使用が認められていたが、検討部会は代替製剤への転換を協力して行い、2005年末までに世界で初めてエアゾール剤のフロンガス使用廃止を達成した。