地域連携モデル研修実施へ 北海道大学、カレスサッポロ、アインホールディングス

2017年05月10日 (水)

 北海道大学、カレスサッポロおよびアインホールディングスは、薬剤師を対象とした高度医療シミュレーション研修を実施し、その評価を行うために、三者の特徴を生かした地域連携モデル研修を構築することとした。そうした中でこのほど、今月1日から15日までの期間で、第1期の研修生の募集を行っている。

 同研修は、病院薬局、保険薬局、民間病院のシミュレーション施設部門の三者が合同で薬剤師を対象に高度医療シミュレーション研修を実施し、その評価を行うことが目的。

 また、今後ますます増加することが予測される在宅医療に対応したカリキュラムを作成し、シミュレーション施設を活用して知識と技術の習得を目指す。同研修を通して、病院に勤務する薬剤師と薬局に勤務する薬剤師のさらなる連携強化を図り、地域包括ケアシステムの整備を促進する考えだ。

 具体的に、研修の対象となるのは実務経験3年以上の病院、薬局薬剤師(現在、実務を担当している薬剤師)。研修日程は、▽1日目(基礎編)(6月17日9時半~17時半):各プログラム(無菌調剤、緩和ケア、フィジカルアセスメント、在宅医療、認知症対応)の知識、技術習得について▽2日目(応用編)(7月22日9時半~17時半):入院から他院、在宅へといった多職種連携による地域包括ケアシステムの実践、抗がん剤治療への対応――となっている。

 研修の単位については、基礎編、応用編において日本薬剤師研修センター発行の受講シールを各3単位付与する。研修場所は、北海道札幌市のカレスサッポロ・クリニカルシミュレーションセンターで、講師は北海道大学病院薬剤師、北海道大学大学院薬学研究院臨床系教員、アインホールディングス薬剤師、クリニカルシミュレーションセンタースタッフが務める。

 受講料は3万円(基礎編、応用編)で、募集人数は50人。希望者は、北海道大学薬学部・大学院薬学研究院ホームページの「高度医療シミュレーション研修」バナーより、応募フォームでWeb申請を行う(URL:http://www.pharm.hokudai.ac.jp/



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