森下仁丹は、これまでの健康食品を中心とした通信販売事業の拡大を目指し、11日に医薬品を取り扱う「仁丹薬房」を設立、医薬品通販事業に本格参入する。仁丹薬房では、専門の管理薬剤師が、店頭で買いづらい製品や、じっくりと相談したいという悩みを持った顧客への電話相談に応じるなど、専門家による販売体制を整えた。第一弾商品として、まず便秘薬「ビフィーナ便秘薬」の通信販売を開始し、将来的にはメタボ対策・メンタルケアなどの商品カテゴリーへ販売拡大していく考えだ。
同社は銀粒の「仁丹」で培ってきたコーティング技術を、汎用性のあるカプセル技術として高め、シームレスカプセルとして、従来の軟カプセルでは困難とされていた酸に弱い物質のカプセル化を可能にし、内外から注目されている。この独自技術を、ビフィーナ、ラクトフェリン、コエンザイムQ10など数々の健康食品に使用し、販売を行っている。
今回、通販ルートで新発売する「ビフィーナ便秘薬」(製造・販売森下仁丹、販売元田辺三菱製薬)は、生薬由来成分のセンノシドカルシウムとビフィズス菌を、シームレスカプセルに包み込んだ便秘薬。腸溶性皮膜とプロテクト層によって守られた有効成分を確実に腸に届け、お腹にやさしく自然な排便を促すのが特徴。税込み価格は24カプセル(2カプセル×12包)入り998円。
「仁丹薬房」は、大阪市中央区玉造1の1の30、森下仁丹敷地内に設立し、営業開始は12日から。専用フリーダイヤルは0120・388・688(受け付けは平日の午前9時0午後5時まで)
- ビフィーナを改良、リニューアル発売 森下仁丹
2006年09月06日