東京都薬剤師会は25日午後、都内で第90回臨時総会を開き、次期会長候補者として現会長の石垣栄一氏を選出した。石垣氏は「会員目線を外さない。都薬に軸足をしっかり置く。都薬の仕事を外に向かって発信し続ける。この3点を欠かさず会務に当たりたい。また、今秋には大きなイベントである日本薬剤師会学術大会を控えており、全力を尽くしたい」と述べ、改めて会員の理解と協力を求めた。また、2期目に向け「場合によっては少し大胆な施策も視野に考えたい」とも語り、会務運営への意欲を示した。なお、正式には6月の理事選挙で決定されるが、次期会長・副会長候補者ともに現職のみの立候補であったため投票によらず、挙手により再任が了承された形だ。
総会では2017年度事業計画・予算案などについて審議がされ、理事者提案通り承認された。事業計画ではかかりつけ薬剤師育成、健康サポート薬局の推進などのほか、第50回日薬学術大会の開催を重点項目として各種事業を展開する。このうち学術大会の運営に関しては単年度事業費として約2億5000万円を見込んでいる。
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