理解度はEU諸国より低い
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、科学技術に関する国民の意識に関して、日本(インターネット調査:2016年、世論調査:1995~2010年)とEU加盟国(世論調査:2014年)を比較した。その結果、日本の科学技術に対する意識は、EU諸国から遠い状況にあるものの、近年、英国の状況に近づいていることが明らかとなった。また、日本の科学技術への理解はEU加盟国に比べてやや低い一方、科学技術に対する関心の多様性では日本の方が高いことが分かった。
科学技術の政策推進に当たっては、国民の科学技術に関する理解や関心、信頼、期待、不安などの情報を客観的に把握することが必要となっている。現在進められている第5期科学技術基本計画でも指摘されている。また、第5期基本計画の遂行状況に関する議論は内閣府等で行われており、今回の国際比較調査は、その議論等の参考とするために行われたもの。
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