CFSコーポレーションは15日、山梨、静岡などの計171店舗で、処方せん医薬品である喘息治療薬「ネオフィリン錠」(エーザイ)を処方せんの公布を受けていない人にも販売していたと発表した。
同社では、すでに販売を中止しているものの、過去に販売した者に対しても医師の診察・指示に基づかない使用の中止、残薬等の回収を行う方針だ。また、厚生労働省や関係都県では、各薬局・薬店における販売実態等を調査し、その結果を踏まえ、所要の措置を取る方針だ。
CFSコーポレーションや関係都県などによると、同社は1950年から同剤を店頭販売していたが、同剤が処方せん医薬品として指定された昨年4月以降も、社内手続きの見落としで同剤を処方せんのない消費者に対し、販売していたもの。販売店舗は神奈川(83店舗)、静岡(72店舗)、東京都(15店舗)、山梨(1店舗)”の計171店舗で、同社の運営するハックドラッグ、キミサワ、ザ・コンボ、ウイズなどを通じ販売されていた。販売数量は1113箱(1箱100錠)にのぼるという。
CFSコーポレーションでは、お客様相談室(電話045・470・4059)か買った店舗への連絡してほしいとしている。