厚生労働省は23日、省内で「薬剤師・薬局関係団体懇談会」を開き、日本薬剤師会、日本保険薬局協会(NPhA)、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の会長が出席してC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品流通問題の再発防止に向けた意見交換を行った。立場や考え方が異なる3団体の会長が公の場で一堂に会するのは珍しいが、この日の懇談会では、今回の事案が国民の信頼を損ないかねない重大な問題であるとの認識を共有し、再発防止に向けて行政と各団体が連携していくことを確認した。
厚労省医薬・生活衛生局の武田俊彦局長は、「偽造品が国内で流通したこと、さらに薬局から患者に医薬品が渡ったことは、医薬品に対する国民の信頼を損ねる重大な事案と認識している」と強調。厚労省としても「大変重く受け止め、流通の調査、拡散防止、健康安全の確認などを行った」ことを説明した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。