第一三共は、グローバル研究開発体制の見直しの一環として、2018年度までに研究子会社「アスビオファーマ」を閉鎖すると発表した。アスビオの従業員150人は第一三共グループに移管される予定。第一三共は、アスビオのベンチャー精神を自社の研究に融合させることが、研究開発の生産性向上に寄与すると判断。アスビオが持つアカデミアとの研究ネットワークをグループに取り込み、癌や再生医療などでの研究開発を加速させる。
アスビオファーマは、02年に旧第一製薬とサントリーの共同出資で設立された「第一サントリーファーマ」を前身とし、10年4月から神戸医療産業都市を拠点に第一三共グループ内創薬ベンチャーとして事業再編する形で誕生した。主に精神・神経疾患、免疫・炎症疾患、再生医薬を研究領域としている。
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