2015年度の日米欧3極における骨粗鬆症関連薬市場が、前年度比9.6%増の9542億円と拡大したことが、総合企画センター大阪の調査で明らかになった。ビスフォスフォネート製剤市場が縮小傾向にある中、PTH製剤や抗体製剤が牽引した。16年度は為替影響で円ベースでは米国市場のみが増加し、日本市場にマイナス影響が強く出ることから、2.4%減の9311億円と縮小する見通し。
骨粗鬆症治療薬開発をめぐっては、世界全体で見ても日本市場が最も成長している。09年から13年までに新薬や剤形追加品が相次いで発売され、13年度から15年度までの成長率を現地通貨ベースで比べると、米国の7.6%減、欧州の13.7%減に対し、日本は11.7%増と唯一の成長市場だ。
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