奈良県薬事審議会が9日、奈良市内で開催され、先月同県内で流通したC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品に対する一連の経緯や今後の対応についての報告が行われた。その中では、偽造品を調剤、販売した薬局を運営する関西メディコに対して行政処分を検討していることも示された。
開会あいさつで林修一郎医療政策部長は、「奈良県内の薬局でC型肝炎治療薬ハーボニー配合錠の偽造品が発見され、偽造品が患者の手元に渡っていたことは、医療関係者への信頼を大きく揺るがす事件で由々しき事態」とし、県として関連調査を実施し、新たな偽造品の発見や健康被害がなかったことを報告した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。