厚生労働省の厚生科学審議会は6日、医薬品や医療機器に関する新たな制度や施策を立案するため、「医薬品医療機器制度部会」を新設することを了承した。具体的な議題やメンバーは「検討中」としているが、医薬品・医療機器の品質や安全性等の確保および薬剤師に関する制度を議論する予定である。政府の規制改革推進会議で検討された薬剤師不在時のOTC医薬品の販売など、関連した内容を議論する可能性もあるとしている。4月以降をメドに初会合を開く考え。
これまで厚労省は、医薬品・医療機器の制度、施策の改正を行う場合、審議会のみで議論を進めて検討するほか、医薬品販売制度の見直しには新たに医薬品販売制度改正検討部会を設置するなど、課題ごとに部会を設置することで対応してきた。ただ、薬学や医学の専門家、製薬業界、医療機器業界の関係者から意見を聞き、議論を行う常設の場が必要と判断。今回、新たに医薬品医療機器制度部会を新設することを決めた。
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