武庫川女子大学発ベンチャー「合同会社武庫川ライフサイエンス研究所」がこのほど発足し、今年4月から本格的な活動を開始する。薬学部ゲノム機能解析学の木下健司教授が確立した遺伝子解析技術を活用。口腔粘膜を試料として主に2種類のアルコール体質遺伝子の多型を解析し、自分がお酒に強いタイプなのか弱いタイプなのかを知ってもらう事業を展開する。既に大学生らを対象に同様の解析を年間数千人規模で実施しているが、対象を拡大し研究成果の社会還元を強めるためにベンチャーを発足させた。薬学研究の活性化にもつなげたい考えだ。
同大学学長の糸魚川直祐氏、バイオサイエンス研究所長の市川厚氏、木下氏、事務局長ら4人が発起人となって昨年夏に合同会社を立ち上げた。所在地は西宮市の同大学中央キャンパス。発足後準備を進め、今春から本格的に事業を開始するメドが立った。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。