米バイオジェンの新CEOとして1月6日付で就任したミシェル・ヴォナッソス氏は、1月30日に都内で来日会見を行い、米国で承認取得し、日本でも今年下期の上市を見込んでいる脊髄性筋萎縮症(SMA)治療薬「ヌシネルセン」について、「世界中のSMA患者の朗報となる」と強調。アルツハイマー型認知症(AD)治療薬候補「アデュカヌマブ」の第III相国際共同試験の開始も予定しており、「2017年は大きな期待を持っている」と今年の抱負を述べた。
ヴォナッソス氏は、「ニューロサイエンス、特に多発性硬化症(MS)に注力し、マーケットリーダーになっている」と自信を示す。全世界でバイオジェンが開発したMS治療薬の投与を受けている患者は、年々増加しており、MS市場全体で最大38%、直販市場では42%のシェアに拡大している。国内では、昨年12月にMS治療薬「テクフィデラ」の承認を取得した。
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