日本CSO協会は、国内CSO事業に関する実態調査を実施し、昨年10月時点の稼働コントラクト(CMR)数が、前年比1.2%増の3882人となり、国内全MR数に占める比率も0.2%増の6.1%に上昇したとする速報結果を発表した。昨年の調査では、2009年の調査開始から初めてCMR数が減少したが、製薬業界のMR数が減少する中、今年は再び増加に転じた。CSO活用企業数も前年から11社増加し、103社と過去最高を更新。目的や形態に応じて戦略的にCMRを活用する動きが加速しており、CMR市場の裾野は拡大しているようだ。
調査は、日本CSO協会に所属するCSO8社を対象に、昨年10月から今年1月までにCSO事業の動向やCMRの状況を調べたもの。
稼働CMR数は、調査開始以降、増加傾向にあり、2014年には大型製品の上市が重なったことで過去最高の4148人を達成。15年はその反動により3835人と落ち込んだが、今年は再び3882人と上昇に転じた。
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