厚生労働省は25日、MSDの抗癌剤「キイトルーダ」の最適使用推進ガイドライン案を中央社会保険医療協議会総会に提示した。指針案は、高額で新規の作用機序を有する薬剤が登場していることを踏まえ、適正使用や医療費抑制につなげることを目的としたもの。厚労省は昨年12月14日の中医協総会に、小野薬品の抗癌剤「オプジーボ」の最適使用指針を示している。
キイトルーダは、オプジーボと同じ免疫チェックポイント阻害薬であるため、施設要件について、オプジーボと同様に、国のがん診療連携拠点などで2年以上の臨床腫瘍学研修を行った専門医による使用や、院内に医薬品情報を管理する薬剤師などの専任者が配置されていることなどを示した。
オプジーボと異なるのは投与の対象となる患者だ。
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