C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が奈良県内の薬局チェーンで発見されたことを受け、日本薬剤師会は18日、「安全で適正な医薬品の供給を任務としている薬剤師・薬局として適正な流通を確保するようこれまで以上に努力していかなければならない」とのコメントを発表した。
日薬は、今回の偽造品の発覚が「ハーボニー」を製造販売するギリアド・サイエンシズ社の正規取引先以外から入手されたものであることに言及。「わが国の医薬品の流通は適正な体制で行われており、海外で問題となっている偽造医薬品の流通事例は極めて少ないものであったと理解している」との認識を示しつつ、「こうした事例が発生したことにより、地域住民に安全で適正な医薬品を供給することを任務としている薬剤師・薬局としては、適正な流通を確保するようこれまで以上に努力していかなければならず、会員への周知、指導に努めていく」との姿勢を示した。
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