今春に5種類の疾患アプリ
患者の健康記録を管理し、疾病管理や重症化予防に役立てる「パーソナル・ヘルス・レコード」(PHR)サービスを提供するウェルビーは、様々な疾患に対応した患者向けスマートフォン用アプリを開発し、製薬企業が展開する疾患領域でのマーケティング支援を強化する方針だ。患者自身がスマートフォンで日々の体調を記録し、医師が診察時にそのデータを用いてその後の治療方針に役立てる。現在、前立腺癌や2型糖尿病、統合失調症、癌患者の疼痛と製薬企業との協業を通じて、各疾患で疾病管理や服薬アドヒアランス改善を実現する疾患アプリを開発してきた。今春にはさらに五つの疾患領域で新たなアプリを投入する予定だ。
ウェルビーは、2011年に設立。PHRのリーディングカンパニーを目指し、紙の患者手帳や指導箋といった従来のPHRから転換し、パソコンやタブレットで患者学習・自己記録を行えるデジタルツールを提供している。PHRのプラットフォームを基盤としたサービスや、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoTソフトウェア」、患者が疾患への理解を深める疾患啓発用のスマートフォンアプリを開発し、サービス化してきた。
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