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大正製薬は、医療用の去痰薬アンブロキソール塩酸塩を配合したスイッチOTC総合感冒薬「パブロンエースAX」を20日から発売開始した。同製品はアンブロキソールをはじめ、9種類の有効成分を配合し、喉の痛み、咳、痰など11のかぜの諸症状に優れた効果を発揮する。新製品記者発表会で上原明社長は、2009年4月から施行される一般用医薬品の新販売制度を踏まえ、「環境変化に対応した新製品として、自信を持って生活者に使っていただける製品だと考えている」と強調した。
「パブロンエースAX」に配合されたアンブロキソール塩酸塩は、独ベーリンガーインゲルハイムが開発した去痰薬で、痰を出しやすくする効果に優れている。日本では1984年から医療用医薬品として使用されており、内科や耳鼻咽喉科、小児科などで広く処方されている。
「パブロンエースAX」には、錠剤と微粒の2タイプを用意。錠剤は、服用しやすいフィルムコーティング錠で、服用量が分かりやすいよう、1回量である3錠で切れるPTP包装を採用。微粒は、粒子を小さくすると共に、粒子1粒1粒をコーティングすることで、成分の苦味を抑えて服用性を向上させるなど、製剤面でも様々な工夫を施した。
広告展開では、CMキャラクターとして新たに水野真紀さんを起用。20日から水野さんが登場するテレビCMが放映されている。パブロンホームページ(http://www.taisho.co.jp/pabron/)では、新製品の詳しい紹介も行う。
「かぜ治療薬としてのアンブロキソールの意義」と題して講演した東京女子医科大学第一内科の玉置淳教授は、アンブロキソールの作用に関して、「繊毛運動が増えて痰の運搬がよくなる」「水分が増えることで痰がサラサラになって出しやすくなる」ことなどを挙げ、「アンブロキソールという薬剤が配合されたことのインパクトは非常に大きい」と指摘した。
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