
基調講演の生出氏(右)も加わってのパネルディスカッション
昨年10月に国が策定した「患者のための薬局ビジョン」は、患者や住民から真に評価される医薬分業の速やかな実現、健康サポート機能の発揮を目的としたもので、これに沿って現在、「かかりつけ薬剤師・薬局」の推進が図られている。先月、仙台市の東北医科薬科大学で開かれた「宮城薬剤師学術フォーラム2016」(宮城県薬剤師会の主催、宮城県病院薬剤師会の後援)では、『患者のための薬局ビジョン~「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へ』をテーマとしたシンポジウムが企画され、薬局・薬剤師がより一層、本来の職能や役割を発揮していくための課題などが、開局・病薬関係者らも交えて活発に討論された。
“かかりつけ”は患者が決定‐求められる専門性と「信頼感」
シンポジウムでは、前日本薬剤師会副会長(前宮城県薬会長)の生出泉太郎氏が「これからの薬剤師・薬局の役割」と題して基調講演を行い、その後のパネルディスカッションでは、宮城県保健福祉部薬務課課長の宮城英徳氏、うえまつ調剤薬局の轡基治氏のパネラー2氏に、生出氏が加わった。
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