厚生労働省は、日本医療機器産業連合会(医機連)が2005年9月末現在で実施した医療機器の情報化推進状況調査の結果を取りまとめ公表した。それによると、医療機器全体53万6660規格(品目)のうち、[1]JAN商品コード取得割合は87.6%[2]MEDIS-DCデータベース登録割合が43.3%[3]バーコード貼付数は70.8%――であった。04年12月末時点の前回調査では、それぞれ[1]62.7%[2]35.4%[3]50.4%であり、情報化が着実に推進されていることが明らかになった。
これを医療材料、医療機械別に見ると、医療材料は45万1929規格であり、情報化への取り組み状況は、それぞれ[1]90.4%[2]45.6%[3]75.4%――であり、中でも特定保険医療材料については、JAN商品コードの取得は99.3%に達するなど、対応が進んでいる。それに対し医療機械は8万4731規格あり、情報化は[1]73.0%[2]31.2%[3]46.2%――と、材料に比べ取り組みが遅れている。