環境省は、2008年春のスギ・ヒノキ科の花粉飛散量の予測速報を発表した。前年と比べると、東海から関東、東北では前年夏の日照時間が多かったことなどから1・5倍03倍程度の増となる地域が多く、西日本では気温がやや低めだったことから飛散量は半分程度から前年並みとなる見込み。飛散開始時期は、1月後半から寒さが緩むとみられることから例年並みからやや早いという。
地域別の飛散量予測では、山梨県(測定値・甲府市)が前年の3・7倍、次いで埼玉県(さいたま市)の2・9倍、秋田県(秋田市)の2倍と続く。関東1都6県では千葉県を除き、1・5倍以上だ。
スギ花粉の飛散は、1月31日頃から房総半島、伊豆半島で始まり、2月上旬からは関東、東海、近畿、四国、中国、九州、3月に入ると東北南部、上信越、北陸から北上していくと予測している。
同省は2月初旬から、地域別の花粉飛散状況をリアルタイムで伝える「花粉観測システム」(通称・はなこさん)で情報提供していく。http://kafun.taiki.go.jp/
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2007年02月08日