TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【王子HD】甘草の栽培技術を確立‐播種から収穫、2年に短縮

2016年11月25日 (金)

医薬品基準も満たす

 王子ホールディングスは、薬用植物「甘草(カンゾウ)」の栽培研究で、日本薬局方に定める薬効成分含量(グリチルリチン酸含量2.0%以上)を満たす短期栽培技術を確立したと発表した。甘草は中国からの調達に頼り、将来の安定供給が危惧されている。同社では、通常播種から収穫まで5~6年かかる栽培期間を2年に短縮することに成功した。今後、グリチルリチンの含有量に加え、収量を上げるための研究開発を進め、漢方薬原料などでの事業化を目指す。

 甘草をめぐっては、漢方薬の約7割に使用されるほか、化粧品や食品、雑貨等で幅広く使用されている一方、ほぼ全量が中国からの野生品輸入に依存し、中国では輸出規制の対象となっている。

 王子HDは製紙業大手で、2013年に医療植物研究室を設立し、薬用植物の新規ビジネスに乗り出し、甘草をはじめとした薬用植物の栽培研究に取り組んでいる。


[ 記事全文 ]

* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。


‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術