製薬企業のMSD、ロボット技術に強いエアロセンス、医薬品卸のアルフレッサは、10月24日に国家戦略特区である福岡市でドローンによる災害時医薬品配送の飛行試験を実施した。MSDによる医薬品配送用途でのドローンの飛行試験実施は初めて。飛行試験を継続しながら来年には、災害が起きた時を想定した実証実験に移行する計画だ。
ドローンを用いた災害時医薬品配送は、MSDが社員から事業アイデアを募って事業化を目指す「イノベーション・ファンド」から生まれた日本独自のプロジェクト。ドローンは、遠隔操作や自動制御により飛行する無人飛行機で、様々な業種や業態でビジネス開発が進んでいるが、3社が連携し、ドローン技術を用いて、災害時での緊急輸送や離島・遠隔地への医薬品配送といった新たな医薬品輸送モデル構築に向け、福岡市で初めて飛行試験を開始した。
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